6月5日(水)
今日でとうとうツーリング最終日。
大きなトラブルも無く、体もバイクも絶好調。
家の玄関開けるまで気を引き締めて、徳島からフェリーで帰ります。
徳島―東京・有明までフェリーは、九州・門司から東京・有明までのフェリーが徳島に寄港するもので、
途中から乗船する形になります。
5月の平日なら混んでいることは無いと考えましたが、念のために3日前にネット予約しました。
■オーシャン東九フェリー
徳島港―東京有明港 2等洋室 19,870円(ヒト+バイク/ネット割)
11時出航なので、港に10時集合。
少し時間があるので徳島の郊外にある眉山に寄り道して徳島港に向かいました。
眉山は、期待したような展望は駐車場からさらに上に階段を上がらないと行けないようなのでパス。
利用するフェリーにレストランが無いことから飲料、弁当、パンなど2食分をコンビニで調達。
船内に持ち込む荷物をサイドバッグに仕分けて、1時間前に港に到着。
先客はアドレス125が1台、車が20台くらい既に待機していました。
しかしどれも無人です。受付に行くとまだ閉まったままで数人がソファーに座って待っています。
外で写真を撮っていると、年配のドライバーが声をかけてきました。
ドラ「やあ。こんちは。帰るトコ?」
私「ええ、はい。四国まわって帰るトコです」
ドラ「バイクで。何日間?」
私「20日間です」
ドラ「へぇ〜。よくそんなに休めたね。現役だよね?」
私「はい、55歳です。会社に無理行って休みました。1カ月の有休」
ドラ「はぁ〜、じゃあ大企業だね」
私「いえいえ、そんなことないですよ。自分に大した責任が無いだけです。いてもいなくても大丈夫みたいな」
ドラ「ボクは60で定年迎えたんで車やバイクで旅してるんだけどネ。今回は車」
そう言って、古いベージュのランクルを指さしました。
私「(ほほぉ〜結構年代物だな。旅慣れた感じがする)」
その後、お互い自分が旅した九州、東北、北海道の自慢話がはじまりました。
まったく取り留めのない情報交換をして、フェリーの受付に。
受付のある建物は、小さな作りですが新築らしくきれいです。
(受付建物の周りに食事処やコンビニはありません。)
乗船すると、さっきまでそこそこいた乗客は各自の部屋に分かれ、ほぼ無人に。
出航前に船内探検。人がいない
遠ざかる徳島港
まずは風呂、風呂。
船内の大浴場に行くとこちらも無人。
真昼間、貸し切りで船窓から太平洋を眺めつつの入浴。
もう最高〜だぁ〜!
船首にあるラウンジも独り占め
風呂上がりに船首にあるラウンジに行くとここも無人。
板の間になっていて、進行方向を大きな窓から眺められます。
ちょうど良い空調と空間。おまけに無人。寝ながらタブレットで読書。
すぐ横にはタバコ部屋も完備。新造船らしくすべてがきれい。
イヤイヤモーイウコトナシッって感じです。
弁当の自販機がズラリ
夜に少し小腹がすいたので、自販機の弁当を試してみました。
そば、スパゲティ、カレー、サンドイッチなどなどバラエティがあります。
550円の「野菜たっぷり彩菜カレー」を購入してみると、
指定されたレンジがすでに設定済みで簡単です。
味もOK。よく見ると宅配弁当の類でした。
船旅での食事は楽しみの一つではありますが、単なる移動のフェリーではコストと味の兼ね合いが難しいのでしょう。
宅配弁当で十分です。
夜明けの東京ゲートブリッジ
朝5時着のため、4時に起きて最後の最後、24時間風呂に行きました。
紫色の空気の中を走る船上から見る太平洋は、これまた至高。
船は定刻通りに到着し下船。
早朝の首都高湾岸線を走り帰宅致しました。
(おわり)
●●●●●●●●
2,800キロにおよぶ長距離ツーリングは無事終了しました。
今回のツーリングに行かせてくれた奥さんには感謝です。
旅先で出会った人たちと新鮮な思い出に感謝です。
1カ月の有休を取らせてくれた会社にも感謝です。
そして、長距離、大荷物でもへこたれなかったバーグマン200、いいバイクです、ありがとう。
ここまで長編ツーリングレポートにお付き合いくださり、ありがとうございました。
皆様に少しでも役立つ情報はありましたでしょうか?
つぎに「まとめ」を残します。
6月4日
まとめ
|