6月4日(火)

ホテルでしっかり朝食を食べて、今日の予定に備えます。
今日は、徳島駅前からバスで大塚国際美術館に行きます。
そして美術館見学の途中、潮の時間をみて鳴門のうずしお見学船に乗ります。



JR徳島駅前 大塚国際美術館行きバス乗り場

ホテルから徳島駅まで歩いて10分。 ナップサックに麦茶、タオル、カメラ、カロリーメイトを収めてテクテク徒歩です。

徳島駅前は田舎ではありません。前夜夕食をとりに下見済みなので迷うことなく到着。 市内バスと高速バスのバス停があり、一見さんは迷います。
40分前に到着すると、1時間に1本の9時発のバスに乗ろうとすると先客3人。その後、ぞろぞろ並び始めました。
平日なのでてっきり貸し切りだろうと油断しているとあっという間に長蛇の列。しかも無秩序。 勝手にバラバラに並んでいて先頭がハッキリしない状態に。

徳島駅から大塚美術館までバスで1時間。座れないと今日の行動に支障が出ます。
のんきに「(海が見える右側がいいなぁ〜)」とか考えながらコンビニで梅ガムを買っていたことが悔やまれました。

辛くも希望の右側窓側に着座できてホッとしましたが、バスは満員です。 立っている年寄りもいます。でも、自分も55歳。気力はあっても体力はないし、 ヒゲぼうぼうなんで「(自分も年寄りだあ)」、と、自覚と他覚を見込んで車窓からの眺めに没頭しました。


大塚国際美術館行きバス車窓からの大鳴門橋

いい天気です。海風も心地よい。



年寄りを立たせて心苦しい思いの中を『大塚国際美術館』到着。

■『大塚国際美術館』
世界中の著名な絵画、彫刻、壁画の精巧な原寸大レプリカを広大な3階建物に展示している。 本来絶対NGの美術品に直接手で触ることも出来、感触も楽しめる。大塚製薬グループが出資。 相当歩きます。 入場料3,240円(ネット前売り割で100円引き)。館内案内レンタルヘッドホン500円。


「システィーナ礼拝堂天井画」
(ミケランジェロ作・バチカン市国)
入館して最初の美術品がこの天井画です。まさに圧巻、壮大で美しいです。


「日傘をさす女性」
(クロード・モネ作)
油絵も触れます。実際には触りませんけどね。


「スクロヴェーニ礼拝堂壁画」
(ジョット作・イタリア)
青が大変美しい。左が天国、右が地獄。


まだまだ先がありますが、鳴門の渦潮見物に行くため途中退場します。
12時20分に潮の流れマックスと潮見表にあります。
鳴門の渦潮が発生する干満は、日に2回あり、それが毎日時間が大きく異なります。

問題は、美術館から港までバス停1つ分。バスは1時間に1本。歩くしかありません。 海に向かってしばらく歩くとT字路にぶつかります。左右どちらの先にも観光船乗り場があります。 スマホナビで確認すると、右の方が近そうです。右折しました。


鳴門のうず潮と大型観光船

T字路を左折すると大型観光船(帆船日本丸)で、右折すると小型観光船でした。値段はあまり変わりません。 徳島のフリーペーパーのガイドマップに割引券がついています。大型船しか割引券はありません。


瀬戸内海と太平洋の境目

ちょうど大鳴門橋の真下がうず潮の発生ポイントで、瀬戸内海と太平洋の境目です。 その境目の落差が1メートル。潮流が激流となって流れ込みます。

私の想像では大きな渦がずーっとあるのかと思っていましたが、実際の渦は、瞬間的に発生してすぐに消えてしまいます。 なかなか大きな渦は出来なくてシャッターチャンスに恵まれませんでした。

約30分の船旅でした。 船は潮の流れに逆らわないで操船するため、常に船首を下流に向けています。 そのため観光船に乗った時、なるべく船尾に立った方が渦が良く見えます。
■うずしお汽船 1,550円
たぶんT字路左折で大型船が正解。

美術館に戻る前に、腹ごしらえしようと港の休憩所によると、ホテルから持って出たはずの カロリーメイト(メイプル味)がありません。まわりには食堂もコンビニも無し。 仕方なく美術館に戻ってレストランに入りました。

美術館には3カ所食事が出来る場所があって、2階のレストランで「ビーナスカレー」税込み千円を注文しました。
でも、大きなホタテのお皿にエビ、ホタテ、野菜がきちんとあって美味しくいただきました。価値あり。


2階レストランからの眺め
レストランのテラス席から「モネの大睡蓮」が見られます。 これは絵画ではなく、絵画をモチーフにした実際の庭園です。


「システィーナ礼拝堂天井画」2階からの眺め
(ミケランジェロ作・バチカン市国)

2階のレストラン入口から朝見た「システィーナ礼拝堂」が見られます。 角度が違うといっそう大きさが分かります。



「最後の晩餐」(修復前)
(レオナルドダヴィンチ作・イタリア サンタマリア修道院)

「最後の晩餐」は、修復前と後の2枚が正対していました。
大きすぎてカメラの画角(24mm)に収まりません。



「モナ・リザ」
(レオナルドダヴィンチ作・フランス ルーブル美術館)



「ヒマワリ」
(フィンセントファンゴッホ作)

モナリザも7つのヒマワリも他すべて超至近距離で鑑賞できます。
しかも世界に散らばるこれらの美術品がここ徳島で鑑賞できることは素晴らしいと思います。
ただ、すごく歩きます。
また、受付で500円で借りるヘッドホン型音声ガイドは、主要な美術品にのみガイドがあります。
絵画に造詣が有っても無くても借りた方が楽しめます。特にソロは。

また、先のフリーペーパーの割引券で、絵画の絵ハガキ(2枚セット)が受付でもらえました。


もう15時。最終バスは16時。 歩き通しで1時間も立ってられませんし、最終バスは激混みしそうな予感がしたのでラス前で戻ることにしました。 時間切れです。すべて回ることが出来ませんでした。

それでもバス停にはすでに多くの人がいて、またまた無秩序に立っています。
バスの乗り方も変わったものです。

■徳島バス(徳島駅―大塚国際美術館)片道720円60分。
千円札でお釣りをもらうことが勝手がわからない通りすがりには複雑。 指示通りにしたつもりがお釣りが出ないといわれた。

私の前の乗客がお釣りを貰えず、焦ってそのまま下車。
それを見ていてかつ指示された通りにしても出来なかった。
たぶん運転手のチップと化すのであろうと思う。
ウン、いい手だ。グッジョブ!徳島バス株式会社ッ!


■ホテル白水園 連泊
徳島駅から徒歩10分。B&Bで6,260円。前室4畳+和室10畳のシングルユースで広々。 屋上大浴場は、目隠しで展望なし、軟水器設置のお湯、いけすのようなレイアウト。 朝食は品数多しで〇。
バイク置き場は、ホテル建物裏の駐車場の一角。(屋根あり)







6月3日 6月5日