6月3日(月)
旅の終盤。
旅の最後は、徳島に連泊して鳴門のうずしお見物と大塚国際美術館で絵を見ることと決めていたので、
今日の課題は、『大歩危・小歩危』と『かずら橋』を見物後、吉野川沿いの市街地を通って早々に徳島入りをする予定でした。
大歩危周辺
大歩危と大きく看板が出ていますが、展望台やパーキングらしきものは無く、バイクを停めるところさえありません。
道も狭く交通量も多いので迂闊にバイクを停められません。
結局ずいぶん過ぎたところの歩道のすき間にバイクを停めて、望遠で撮りました。
小歩危も同じ。やっと展望台がありましたが、小歩危感?が良くわからない…。
小歩危周辺で
小歩危周辺でラフティングの練習をするインストラクターの姿が目に止まりましたので
ニコンA900の実力を見るために道路の上からフル望遠で撮影してみました。
手持ちデジタルズーム・マックス
なるほどなるほど、結構よく撮れてます。
三脚使わず望遠でこれくらい撮れれば旅カメラには十分でしょう。
道の駅『大歩危』から
手持ちデジタルズーム・マックス
学生時代に訪れたときは、ジャングルのような森の中にポツンとあった印象でしたが、
今では立派なPAが出来ていて、トイレも食事も清潔な建物にありました。
『かずら橋』全景
『かずら橋』入口
一方通行。550円
祖谷渓も四万十ブルー
実は鉄線の周りをかずらで編んでいました
このあと、素直に北上して吉野川沿いの国道をのんびり流しながら徳島入りを考えていましたが、
かずら橋PAの案内図に奥祖谷渓に『二重かずら橋』もあると知り、ルートを変更して行ってみました。
ところが、これがまた大変な峠道でした。
工事で通行規制。30分待ち
30分も待てないので温水洋一似の工事のおじさんに話しかけてみました。
私「バイクもダメですかぁ?」
温水「ダメダメ。道が細いから。ダンプが降りて来るから」
私「はあ…。この山って"つるぎさん"ですよね?」
温水「ウン?"ケンザン"だよ」
私「あれ?案内にはつるぎさんってふってますけど」
温水「あそー。昔からケンザンっていうちょるけど」
私「なるほど。地元の人はケンザンって言うんですね、きっと」
温水「知らんがな」
選んだルートは四国第2位の高山、剣山(1995m)の峠道で道が細い上にカーブがきつく、急こう配の難所でした。
スピードが出せないので距離が出ません。ダートは無いものの長い長い峠道です。
やっと、奥祖谷渓の二重かずら橋に到着。
『二重かずら橋』入口(550円)
この峠道に入ってくる観光客はまずいません。
バスは通行困難、マイカーも途中の工事規制で引き返しています。
『二重かずら橋』と『野猿』?
男橋、女橋と呼ばれる「かずら橋」と「野猿」の3本あります。
『二重かずら橋・男橋』
けっこうボロボロ
『二重かずら橋・女橋』
さらにボロボロ
『野猿』
手動
3本目は、橋ではなく手漕ぎのカゴでした。
かずら橋も野猿も相互通行可。
峠頂上のリフト乗り場
ここまででも相当な距離があります。しかも一度このあと下りに入り、また上り坂になります。
スズキ・バーグマン200は優れたツアラーだった
やっと片側1車線のきれいな道まで降りてきましたので一息入れていると、
お揃いのハデなウエアを着たチャリダー3人が登ってきました。
(日本語)
私「これから峠入るのは危険だよー」
チャリA「コ ワツャ xャスケネイLョ?(何時間くらいかかりますか?)」
私「自転車じゃ無理無理、夜中になっちゃうよ」
チャリA「ニホンゴワカリマセ〜ン」
私「あちゃ〜。韓国語だなあ…」
すでに16時。19時日没。3時間で峠の向こうまでは絶対無理。
チャリB氏は、肥満体形ですでに青息吐息。非常に危険。高地の山間は夜間冷えるし、キャンプ場もないし。
何とか分かってもらおうとしていると、リーダーらしきチャリA氏が合図して行ってしまいました。
私が高校生の頃、埼玉県の中津川林道を自転車で越えようと計画して、友人ふたりと行って、遭難ギリギリのところを
車に乗せてもらえて助かった無謀な経験がよみがえりました。
しかし、目の前の彼らは3人とも立派な大人で、この道は全線舗装路なのでムリなら引き返せばいい事。
これ以上立ち入るのも無粋なのでほっときました。
明日は徳島に滞在して、うずしおと美術館に絵を見に行くのでビジネスホテルに連泊します。
■ホテル白水園
徳島駅から徒歩10分。B&Bで6,260円。前室4畳+和室10畳のシングルユースで広々。
屋上大浴場は、目隠しで展望なし、軟水器設置のお湯、いけすのようなレイアウト。
朝食は品数多しで〇。
バイク置き場は、ホテル建物裏の駐車場の一角。(屋根あり)
6月2日
6月4日
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