5月22日(水)
寒さで目が覚めました。温度計を見ると8℃。
紀伊の山間も5月中頃はまだまだ冷えます。
秋春用のシェラフを持参しましたがギリギリアウトですね。
バイクもテントも夜露はありませんでしたのでホッとしました。
テントのフライの防水性能はもうとっくにないでしょう。
止水テープもほぼ全域で剥がれています。
管理棟のドーム
別に天体観測が出来るわけではない
自宅を出てから5日目。
今日は学生時代からの友人M氏宅に向かいます。
奈良県と京都府の県境の京都側に東京から移住。55歳で隠居生活者です。
約22年間のサラリーマン生活で、余生を送ることが出来るほどの資産を作った強者です。
またこちらも同大同期の友人Y氏も、私が京都に行くことを聞いて群馬から駆けつけます。
群馬から車で一昼夜かけてくる彼も強者といえるでしょう。
まっすぐ行くのも早すぎなので、通過ポイントにあった法隆寺に寄ります。
まるで慣用句の様に日本人なら知っている「鐘が鳴るなり」でお馴染みの法隆寺。
修学旅行で行ったかなぁ〜?たぶん行ってるけど全く記憶にございません。
まったりのんびり遅い車も抜かすことなく、静かにゆっくり流しながら法隆寺に到着。
修学旅行の観光バスが2台、3台。観光客の自家用車が数台。駐車場はどこも空マーク。
この時期の平日の奈良は、たいへん静かです。
そんな駐車場の呼び込みのおじさんの手招きに吸い寄せられてバイクを止めると300円。
ところがこの駐車場近くの法隆寺南門の前の広場は、自転車・バイク放置駐車OKなんですね〜。
うーん。東京では全く考えられないことです。想像もしませんでした。しかもガラガラ。
『法隆寺 南門』前
南門の正面広場にビブスを着たおじさんがポツンと立っていたので近づくと、
笑顔でコチラの言葉を待っている様子。
私「コンニチワ。ココの広場は自転車は停めていいんですか?」
ビブス「ああ、バイクも大丈夫ですよ。」
私の単純な質問に残念そうな顔になりました。
ビブスのおじさんはボランティアの観光案内人で、観光客の要請があればホイホイ案内してくれるようで、
修学旅行生だらけで暇を持て余していたようです。
■メモ:『法隆寺』
・入場料:1,500円
・宝物展:500円
以下ひとり言。
「(しっかし暑い)」
「(広い境内を見学するだけで滝の汗だ。何とかしてくれ)」
「(所々にある休憩所はエアコンが効いていて涼しか〜)」
「(しっかし外は暑いし疲れた)」
このリピートで、とうとう3か所見学出来る券なのに2か所目でギブ。最後まで行きませんでした。
そして駐車場によろよろと戻るとさっきの呼び込みのおじさんが、今度は自分の親戚がやってる茶店に行けと
紹介してきます。
もう何でもいいから涼みたい一心でその茶店に入って、「柿の葉寿司と山菜そばのセット」で生き返りました。
デザートに黒蜜ソフトクリームを頼むと、「(失敗したぁ〜)」
近年ソフトクリーム業界に革命的な商品が販売されており、
事前に1人前のシャーベット状のモノをカップ化。
それを店頭で押し出し「ソフトクリームでござい!」と
やっている代物でした。
非常に紛らわしく腹立たしいものである。
この偽物ソフトクリームの店頭販売の見分け方は、
ソフトの種類が通常ではありえないくらい豊富であり、
かつその機械が単なるスロットのような棒だけの簡易なつくりであることだ!
以上
時間もちょうどいいくらいだし、十分涼んだのでM氏宅に。
敷地の入口が分からず電話しながら訪問すると玄関先で迎えてくれました。
昔の面影はあるものの、すっかり老けました。お互い様です。
団地のように十数棟が立ち並び、
敷地のすべての入り口がゲートロックされ
部外者を一切侵入させず、
眼下45度にイオンモールが屹立する4LDKに独り住まい。
55歳で隠居生活。
その後、群馬のY氏も車(ホンダ・ヴェゼル)で到着し、旧交を温めました。
夕暮れの奈良をM氏の道案内、Y氏の車で流しながら名所めぐりを車窓から行い、
量が多くて有名だと評判の定食屋で夕食をすまして、温泉に行くことを提案。
近所の『ならまたの湯』(スーパー銭湯\720)に行きました。
ココの露天風呂の一つに電気風呂なるものがあって、
試してみるとまるでEMS(電気刺激運動)のように感電するような刺激を背中全体に感じます。
浴槽の内壁からジャグジーのジェットのように放射される電気?の圧?が強すぎで背中を近づけられません。
お湯の中で電気って、ホント不思議です。
風呂から上がって涼んでいる時、若い店員に
私「電気風呂ってどんな仕組みなんですか?」
店員「え?あ。そうですね−」
私「すごく不思議な感じですよね」
店員「詳しくわかりません。勉強しておきます。すみません。」
未体験の電気風呂、不思議な気持ち良さでした。
5月21日
5月23日
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